妊活の救世主!?PQQがすごいワケ

PQQの正式名称は、ピロロキノリンキノンと言います。何だか可愛らしい名前ですね。

PQQは、2003年に新種ビタミンとして発表されましたが、その頃はまだ体内での役割が解明されていなかったため、「ビタミン様物質」とされていました。

研究が進むと、PQQには高い抗酸化作用があり、エネルギーを生み出すミトコンドリアを活性化する働きがあることが分かりました。

細胞内のミトコンドリアは、エネルギーを生み出すと同時に、老化の元となる活性酸素も発生させています。プラスとマイナスを同時に発生させているという感じです。

発生した活性酸素は体内で処理されますが、年齢と共にその力は弱くなり、ミトコンドリアがエネルギーを生み出す量よりも、処理しきれない活性酸素が多くなると、細胞が酸化して老化が進んでしまいます。

PQQの抗酸化作用よって活性酸素が除去されると、ミトコンドリアがどんどんエネルギーを作り出して元気な細胞が増えていきます。

妊活の救世主!?スゴイぞPQQ!

妊活の救世主!?スゴイぞPQQ!
広島大学で生殖学を専門としている島田昌之教授は、卵胞が育つときの酸化ストレスに着目し、不妊治療における卵子の質を上げるための研究を行っています。

PQQは、ポリフェノールなど他の抗酸化物質よりも体内に吸収されやすく、卵胞の中のミトコンドリアにダイレクトに作用します。

ホルモン製剤のFSHを投与するよりも前に、PQQサプリを摂取することで、卵子が酸化から守られる効果があることが分かっています。

卵胞は、育ち始める初期段階からすでに酸化ダメージを受けている可能性があるため、これからの妊活では早めにPQQを摂取しておくことが質の良い卵子を育てるポイントと言えそうです。

PQQの効果的な摂取方法を教えます!

妊活への効果が期待されるPQQですが、PQQを単体で摂取するよりも、コエンザイムQ10と組み合わせて摂取することで、さらに効果的な働きをすることが分かりました。

【 ラットによる実験 】

ラットを使った実験では、「PQQを食べる」、「PQQとコエンザイムQ10を食べる」、「PQQを食べない」の3チームに分け、隠れたゴールを探して覚えるまでの回数を調べました。

①PQQのみ
②PQQとコエンザイムQ10
③投与しない

①②のPQQを食べたラットの約80%が5回以内に学習を終わらせる結果となり、さらにコエンザイムQ10を同時に食べたラットは、強い酸化ストレスを与えても記憶の欠落がないことが分かりました。

人の記憶力の実験でも、PQQとコエンザイムQ10を組み合わせると、短期記憶などで相乗効果が認められています。

コエンザイムQ10は、ミトコンドリアへ栄養素を届けたり酸化を防ぐ働きがあります。

妊活のさらなる質の向上のためには、PQQとコエンザイムQ10を一緒に摂るのがベストと言えますね。

関連記事:コエンザイムQ10は妊活に取り入れるべき!

PQQの安全性は?

新しい栄養素は安全面が気になりますよね。

PQQは母乳に多く含まれ、野菜や納豆など身近な食品にも含まれています。

母乳に含まれているくらいですから安全なのは間違いありませんね。

臨床試験や安全性試験においても、副作用等の報告はありません。

妊活や妊娠中のデリケートな期間も安心して活用できます。

PQQを多く含む食材

PQQを多く含む食材
納豆・・・61ng/g
パセリ・・・34ng/g
ピーマン・・・28ng/g
キウイフルーツ・・・27ng/g
緑茶・・・30ng/g、

※大和薬品株式会社 調べ

食品に含まれるPQQは微量ですので、サプリメントを活用して確実に補いたいですね。

まとめ

年齢による不妊治療の限界を感じている方や、原因不明でお悩みのご夫婦にとって、PQQはチャンスをもたらす救世主になるかもしれません。

PQQと、コエンザイムQ10の最強コンビで、酸化に負けない体作りをしていきましょう!