こんにちは。妊活カウンセラーの長田かおりです。
ハッピーブレッシングで長年人気のノンカフェインの飲み物といえば「たんぽぽコーヒー」です。
この記事ではたんぽぽコーヒーの魅力と栄養についてまとめています。
たんぽぽを摘んで自宅で作る方法も紹介していますよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。
たんぽぽコーヒーが注目されています!
たんぽぽコーヒーとは、たんぽの根を乾燥させて焙煎した飲み物で、ハーブティーの中では、ダンデライオンと呼ばれています。
たんぽぽの根には苦味成分が含まれています。その苦味を利用することでコーヒーのような味を再現している飲み物です。
カフェインが入っていないので、コーヒーを飲めない時の代替えとして、海外では昔から親しまれてきました。
たんぽぽの主な原産地はポーランドです。たんぽぽを栽培している農家がたくさんあり、品質が高いことで知られています。
14年前はたんぽぽコーヒーはほとんど見かけませんでしたが、最近ではスーパーでも簡単に手に入るようになりました。
日本では、たんぽぽ茶が乳腺炎の予防や母乳の出が良くなるお茶として広まり、今ではダイエットや健康を意識する女性からも注目されるようになりました。
たんぽぽコーヒーは、ノンカフェインでコーヒーのような風味を楽しめることから、妊活中や妊娠中のママの間で少しずつ広まりました。
たんぽぽコーヒーとたんぽぽ茶の違いは、焙煎しているかしていないかです。焙煎することで、コーヒーの香ばしさや風味を楽しむことができます。
たんぽぽコーヒーってどんな味?
たんぽぽの根100%のたんぽぽコーヒーは、香ばしい風味と苦味があり、後味がすっきりとしています。
この苦味をコーヒーに近いと感じる方は、コーヒーの代替えとして十分に楽しめると思います。
糖分や乳成分が加えてあるものは、苦味が穏やかでカフェオレのような感覚で飲むことができます。
カロリーが気になる方や、ブラック派の方は、100%たんぽぽコーヒーの方が美味しいと感じるでしょう。
たんぽぽコーヒーの栄養は妊活におすすめ!
妊活の専門家ですので、ここでは妊活に特化した効果を紹介させていただきます。
たんぽぽの根には、ビタミンCや鉄分、ミネラルが豊富に含まれています。
たんぽぽの葉や茎にはビタミンAやビタミンC、カルシウムが多く、食用花としても活用されています。
ビタミンCには抗酸化作用があり、卵子の質を高めるために欠かせない栄養素です。
ビタミンAや鉄分は健やかな子宮内膜をつくるために欠かせない栄養素です。
黄色の花は見た目にも鮮やかで、料理に彩りを添えるほか、胃腸を活発したり香りで食欲を増進させたり薬草としての効果もあります。
たんぽぽの根っこは苦みがありますが、この苦み成分のクロロゲン酸は、本物のコーヒーにも含まれるポリフェノールの一つです。
クロロゲン酸には血糖値の上昇を穏やかにする働きや、脂肪の吸収を抑える効果があることで注目されています。
他にも代謝を促すイソクエルシトリンが含まれ、中国では血の巡りを整える蒲公英根(ほうこうえいこん)という薬草として昔から重宝されています。
不足しがちな栄養と成分が補えるたんぽぽコーヒーは、体を温める効果もあり妊活におすすめの飲み物といえます。
たんぽぽコーヒーの選び方
最近では色々な種類のたんぽぽコーヒーを見かけますが、どれを選んでいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
溶かすだけの顆粒タイプや、ティーパック、本格的なドリップタイプまで様々です。
たんぽぽの根には特有の苦味があるため、甘みを加えて飲みやすくしてある粉末タイプが人気です。
100%たんぽぽコーヒーは、あとから甘みを加えたり好みでミルクを入れたりアレンジできるので個人的にはおすすめです。
デリケートな時期に飲む場合は、添加物ゼロのたんぽぽコーヒーが安心ですね。
たんぽぽを摘んでたんぽぽコーヒーを作ろう!
自宅でたんぽぽ茶やたんぽぽコーヒーを作ることができます。
たんぽぽはには、在来種の日本たんぽぽと、外来種の西洋たんぽぽがあり、最近では西たんぽぽを見ることが多いです。
サラダやお浸しなど葉っぱを食べる場合は、柔らかい日本たんぽぽの方が食べやすいでしょう。はじめて食べる場合はクレソンやパセリのようにアクセントとして使うのがおすすめです。
西洋たんぽぽは風味と苦味が強く、たんぽぽコーヒーに適しています。
とくに秋に咲いている西洋たんぽぽの根っこは栄養価が高く、成分を摂取するのに適しています。
たんぽぽの見分け方は、花びらを支えている下のガクが開いているものが西洋たんぽぽで、ガクが閉じているのは日本たんぽぽです。
たんぽぽコーヒーの作り方
- 農薬が散布されていない衛生的な場所に咲いているたんぽぽを選びます。
- 根を傷つけないようにスコップで土を掘ってから採取するのがおすすめです。根がしっかりと太いものを選びましょう。
- 付いている土をよく洗い、根だけをカットします。花や葉はサラダやお浸しとして食べることができます。
- 根の部分を2~3日天日干しで乾燥させて、フードプロセッサーで細かくします。たんぽぽ茶として楽しむ場合はこれで出来上がりです。
- たんぽぽコーヒーは、さらにフライパンでしっかり炒って香ばしい香りがしたら出来上がりです。
飲むときは、熱湯を注いで5分ほど蒸らします。ティーパックなどに入れて10分ほど煎じると成分をしっかり抽出できます。
苦味が強く出る場合は量を加減するか、短い蒸らし時間からはじめましょう。
お好みで砂糖やミルクを入れると苦みがおだやかになります。
自分で作ったたんぽぽコーヒーは、美味しさも格別です。お金もかからないのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
たんぽぽは、花、葉、根と余すことなく活用できる優秀な草花の一つです。
根を使ったたんぽぽ茶やコーヒーは、妊活女性に欠かせないビタミンAやC、ポリフェノール、鉄分やカルシウムなどが多く含まれています。
ノンカフェインで栄養が優れていることから、妊活や授乳のお悩み以外でも、ダイエット中の健康や美容をサポートする飲み物として今後さらに注目を集めるでしょう。