妊活アドバイザーの長田かおりです。
ハッピーブレッシングでルイボスティーの販売を始めたのは平成17年頃です。
これまで14年間、皆さまからたくさんのご質問をいただき、その度に調査をしてきました。
その中でも、ルイボスティーが体を冷やすのでは?というご質問が多いので、その真相をわかりやすくまとめました。
結果だけを知りたい!という方は最後のまとめまで読み飛ばしてくださいね。
ルイボスティーはこんな飲み物!
飲み物の中でポリフェノールの含有量がトップクラスのルイボスティー。
ポリフェノールの効果は強い抗酸化作用にあります。
老化を促進する活性酸素を取りのぞいて、健康で若々しい体をサポートする効果があります。
原産国は南アフリカで、ほとんどが無農薬栽培です。
ノンカフェインでオーガニックで、ポリフェノールが多いお茶ですから、健康や美容を目的に世界中で飲まれている理由がわかりますね。
ですが、いくらノンカフェインで抗酸化作用があっても、妊活や妊娠中に体を冷やしてしまったら嫌ですよね。
食べ物が体を冷やすってどういうこと?
東洋医学では、昔から暑い地域や真夏に収穫されるものは体を冷やし、寒い地域や秋冬に収穫されるものは体を温めると言われています。
ルイボスの原産国は南アフリカなので、体を冷やすのでは?と思う方が多いのかもしれません。
体を冷やす食材というのは、逆にいえば体を温めるために使う栄養素が含まれていない、ということです。
私たちの体は、食べたものをエネルギーとして燃焼することで体温を維持しています。
燃焼に必要な酸素を運んでいる赤血球は、たんぱく質、鉄分、ビタミンB12、葉酸などからつくられます。
体を冷やすといわれている食品には、赤血球や造血効果のある栄養素が少なく、汗や尿を排出する作用のあるカリウムが多いのが特徴です。
ルイボスティーは体を温める?冷やす?
エネルギーを代謝して体を温める栄養素の方が多く含まれている、といった方が正しいでしょう。
その理由を詳しく説明したいと思います。
ルイボスティーはマメ科の植物
ルイボスティーはマメ科に属する植物で、豆類には温め効果のある陽性のものが多いです。
大豆や黒豆は、代謝に必要なたんぱく質や鉄分が多く、漢方で使われる葛根などもマメ科の植物で、血行をよくして発汗をうながす作用があります。
ルイボスティーは発酵食品!
ルイボスティーの茶葉は茶色ですが、これは茶葉を発酵しているからです。
一度発酵させることにより、風味が豊かになり紅茶のような香りを楽しむことができます。
味噌、お酢、チーズ、納豆などの発酵食品は、血液をサラサラにして体を温めることで知られています。
発酵によって、消化を助ける乳酸菌や、エネルギー代謝に必要なビタミンB群が増えるからです。
発酵させているルイボスティーは、体を温める効果が期待できます。
発酵していないルイボスティーは、グリーンルイボスティーと呼ばれています。
代謝に必要なミネラルが豊富!
ルイボスティーは、健康をサポートするお茶として世界中で飲まれています。
とくに優れているのが、ミネラル成分です。
ミネラルとは、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンのことです。
これらのミネラルは、体内で酵素をつくるときに必要となり、さまざまな栄養素と結びついて代謝を手助けしています。
ビタミン類もミネラルの力を借りることで効果的に働くことができます。
代謝に必要なミネラルバランスが豊富なことから、ルイボスティーは体を温めるお茶といえます。
カリウムも含まれているから冷やすのでは?
カリウムは、熱を排出したり利尿作用があることから、体を冷やすといわれています。
実はルイボスティーにもカリウムが多少含まれています。
煎茶(15g)には、カリウムが330mg含まれているのに対して、ルイボス茶葉(15g)は56mgです。
緑茶のほうがカリウムが多く含まれていますが、体を冷やすイメージはありませんよね。
利尿作用のあるカリウムは、ほとんどのお茶に含まれている栄養素で、発酵している陽性のルイボスティーは、温める働きのほうが強いといえます。
まとめ
ルイボスティーが体を冷やすという噂は間違いだというのがおわかりいただけたでしょうか。
体を冷やすカリウムも含まれていますが、温め作用のある栄養素のほうが優っているのです。
温かいルイボスティーを飲んだことがある方は分かると思いますが、飲んですぐからポカポカと奥から温かくなります。
ルイボスティーを飲みすぎても体を冷やす心配はありませんが、冷たい飲み物は直接内臓を冷やす要因となるため、できるだけ温かいルイボスティーを飲むようにしましょう。