体に良い菌を積極的に取り入れる菌活は、様々な健康効果があります。
この記事では妊活にどのような効果をもたらすのか紹介します。
菌活が妊活に効果的な理由
私たちの身近にある菌といえば乳酸菌ですよね。乳酸菌は善玉菌を増やして腸内環境を整える効果があります。
腸内環境を整えることは妊活と密接に関係しています。
腸の中には約100種類もの菌が存在していて、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分けられます。
善玉菌・悪玉菌・日和見菌の割合は、2:1:7が理想と言われていて、このバランスを維持することが大切なんです。
腸は「脳腸相関」という言葉があるほど脳との繋がりが深い臓器で、神経伝達物質のもとを吸収して脳に送り届ける役割を持っています。
腸内環境が乱れて栄養の吸収が悪くなると、脳で管理されている自律神経のバランスが崩れて、ホルモンバランスの乱れに繋がります。
また、赤ちゃんは産道を通るときに母親の腸内細菌を受け継ぎます。
腸内環境を整えることは、妊娠しやすい体の基礎を作るだけでなく、赤ちゃんのためにも重要なことなんです。
妊活におすすめの菌と食材
乳酸菌
乳酸菌は腸内環境を整える菌の代表選手。善玉菌を増やして悪玉菌を減少させることで免疫力を高めます。
乳酸菌はヨーグルトやチーズなどの乳製品以外にも、キムチや味噌、醤油といった発酵食品に多く含まれています。
キムチは乳酸菌だけでなく、白菜に含まれる葉酸、唐辛子に含まれるビタミンC、ビタミンEなど、妊活に必要な栄養も補える優秀な食品といえますね。
菌類(キノコ)
菌そのものが食材となっているキノコなどを、菌類と呼びます。
キノコには善玉菌のエネルギーとなる食物繊維が豊富で、肌荒れの改善や便秘予防に効果があります。
妊活に欠かせない葉酸や、妊娠に必要なビタミンとして注目されているビタミンDも多く含まれています。
葉酸は水に溶けやすい栄養素のため、きのこスープや汁物にして食べるのがおすすめです。
納豆菌
納豆菌が作り出すビタミンKは、カルシウムの吸収に欠かせない栄養素です。
ネバネバの元となるナットウキナーゼは、血液をサラサラにする効果があります。
大豆はたんぱく質、ビタミンB6、ビタミンE、鉄分など、妊活に嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンは、納豆なら50~60g(約1パック)で約1日分を補うことができます。
菌と大豆の栄養を一緒に摂れる納豆は、妊活にぴったりの食材といえますね。
まとめ
菌活で大切なのは、菌を毎日摂り続けること。
体に良い菌を取り入れて腸内環境を整えることは、妊活にも良い影響を与えます。
腸を元気にすることで、妊娠に必要な栄養素の吸収もよくなり、ホルモンの分泌にも良い影響があります。
菌活で大切なことは、菌を毎日摂り続けることです。摂取した菌は3日ほどで体外へ排出され新しい菌へと入れ替わります。
ヨーグルトやキムチが苦手な方は、乳酸菌サプリを活用するのも一つの方法です。
きのこや納豆は、菌だけでなく妊活に効果的な栄養が多く含まれているため、積極的にメニューに取り入れたいですね。
無理なく菌活を続けて健康な体をつくりましょう。