妊活中も食事やおやつは楽しみのひとつですよね。できるだけ体に優しいものを美味しく摂りいれるために、栄養がぎゅっとつまったナッツやドライフルーツは妊活の定番おやつになっています。
ナッツやドライフルーツってオシャレな食べ物と思っていましたが、小腹がすいた時にちょっと食べれば満足して、シリアルやヨーグルトなどと相性がいいので、すっかり身近なおやつになりました。
ドライフルーツの中でも妊活女性が注目したいのが「白いちじく」
白いちじくに含まれる植物性鉄分が、不妊の原因になる排卵障害に効果的という研究結果が出ています。鉄分と言えばプルーンのイメージですが、白いちじくにはプルーンの3倍もの鉄分が含まれていて、まさに妊活おやつ!
でも、いちじくに白や黒の種類があるってそれほど注目されてこなかったですよね。普通のいちじくと白いちじくって何が違うんでしょうか?
白いちじくは日本でも手に入る?
いちじくと言えば、赤紫色や暗紫色で見た目は玉ねぎのような形をしている果物。
大きさは玉ねぎよりは一回り小さいですね。熟すと果肉の中心から赤色になり、ほどよい甘さとさっぱりとした風味が人気ですが、甘さが足りず、あの柔らかい食感が苦手…という意見も多いです。なんとなくお年寄りが好む果物というイメージもあります。
日頃から私たちが目にするいちじくは、白いちじくとは違って、アメリカから伝わってきた「枡井ドーフィン」という品種。日本の約8割のいちじくがこの品種です。
栽培しやすく日持ちが良いのが特徴です。昔はもぎ取ってそのまま食べられていたので、お年寄りに好まれているのかもしれませんね。いちじくの旬は8月~10月。旬の時期にはそのままはもちろん、デザートや季節のお料理に使われることが増えました。
いちじくが苦手でも、いちじくのタルトなんて言われたらちょっと美味しそう!気になる白いちじくは、完熟しても、外見は熟していない果実のような緑色をしています。
果実は枡井ドーフィンよりも濃い赤色をしていますが、枡井ドーフィンよりも酸味があるため、美味しいのは普段からみかけるいちじくなんだそうです。
日本の白いちじくは中国から伝わった「蓬莱柿(ほうらいし)」という品種で、日本では「日本いちじく」と呼ばれ、西日本の一部で栽培されています。
ただ、割れやすく日持ちしないため出回らず、西日本のスーパーなどでもみかけません。白いちじくをインターネットで探しても生の白いちじくは見当たらず、ドライフルーツがほとんどです。
実はいちじくの栽培は、日本ではハッピーブレッシングの店舗がある愛知県が一番盛んなんです!(しかも住んでいる三河地方が特産地!)
ですが、白いちじくはあまり見かけず食べたことがありません。1個300円くらいするそうで、毎日こまめに摂るには現実的ではないですね。日本で白いちじくを食べることもできますが、妊活には手に入りやすいドライフルーツがおすすめです。
ドライフルーツ「白いちじく」はイランとトルコが主流
白いちじくはイランとトルコの栽培が盛んで、イラン産いちじくのドライフルーツは小さくコロンとした形、トルコ産は平べったく柔らかいのが特徴です。
トルコ産の白いちじくは、ねっとり柔らかくジャムのような味わいです。見た目はインパクトがありますが、ちみちみ食べているとクセになってきます。
イラン産は見た目は固そうですが、食べるとむちっとやわらかい!甘みが凝縮しているので2~3粒で大満足です。よく噛むので、ダイエットにもおすすめです。
生の白いちじくよりも、ドライフルーツの方がミネラルと食物繊維が4~6倍にアップします。
鉄分は0.3mgから1.7mgに!
食物繊維はバナナやリンゴより優秀で、便秘予防にも効果的です。鉄分は黄体ホルモン分泌の材料にもなるため、妊活に必須の栄養素。
白いちじくには植物性のエストロゲンも含まれているため、女性らしく元気に過ごすためにも白いちじくは必見ですね。
栄養価としては、生の黒いちじくと白いちじくに大きな違いはありませんが、イランの乾燥した気候と照りつける太陽は、栄養価の高い美味しい白いちじくが育つ環境が整っています。
水はけのよいパリッとした環境で育った白いちじくは、栄養と甘さがアップ!果物だけでなく農作物全般に言えることですが、農作物の持つ性質と環境がピッタリ合う産地があります。
産地のものって高価なイメージがありますが、ドライフルーツは産地のものがお手頃価格で手に入りやすいです。さらに無農薬栽培のドライフルーツを選ぶと安心です。