基礎体温表アプリを使って分かったメリット・デメリット

最近では基礎体温をスマートフォンのアプリで管理している方も多いと思います。

アプリわざわざ用紙を用意する必要もなく無料アプリならお金もかかりませんし、基礎体温表を持ち歩かなくてもどこでも見ることができます。

紙のグラフは記入するのは面倒ですが、少し前の周期と比較しやすく、クリニックで見せやすいといったメリットがあります。

基礎体温をアプリで管理するメリットとデメリットを知って、自分に合った方法を見つけてくださいね。

基礎体温をアプリで管理するメリットとは?

自動的にグラフ化してくれる

紙タイプの基礎体温表は、細かいメモリを0.1、2、3…と数えたり、目盛りがズレないように定規を当てたり、ちょっと大変ですよね。

その点アプリなら間違えてもすぐに修正できて、数値を入力すれば一瞬でグラフ化されるので、誰でも簡単に基礎体温を管理することができます。

最近では、スマートフォンを婦人体温計にかざすだけでデータが転送される連動型アプリもあります。

基礎体温アプリの予測機能

基礎体温アプリには、これまでの基礎体温の平均値をもとに、おおよその排卵日と生理日を予測してくれる「予測機能」があります。

基礎体温を付け始めたばかりの方や、忙しい方にとっては、かなり便利な機能と言えます。

アプリの設定を通知可にしておくと、”今日は排卵日です” ”生理予定日が近づいています”などを知らせてくれるので、忙しくて生理予定日を忘れがちな方でも周期を気にかけることができます。

日数や基礎体温の計算はアプリにおまかせ!

1.生理周期の日数

2.低温期と高温期のバランス

3.低温期と高温期の差が0.3度以上あるか

生理周期の日数は、生理が始まった日から次の生理が始まる前日までを数えます。

難しい計算ではないですが、○日から始まって今日が○日だから…と数えるのはちょっと面倒ですよね。

アプリなら、生理日を入力するだけで自動的に計算され、周期日数がすぐにわかります。

低温期と高温期の差が0.3度以上あるかなども計算されるので、ホルモンバランスのチェックが簡単にできます。

健康チェック機能が注目

健康チェック機能が注目

基礎体温アプリでは、体温管理だけでなく生理前の腹痛や眠気など体調の変化をスタンプで表示させる機能があります。

変化に気づいたときに入力しておくと、不調が出やすい時期を把握して健康管理に役立てることができます。

低温期や高温期のホルモンの動きにあわせて、効果的な運動やストレッチ、肌荒れ予防、むくみケアなどの情報が届くサービスなど、女性の健康をトータル的にサポートするアプリが注目されています。

基礎体温アプリのデメリットとは?

病院は紙のグラフが基本

婦人科や不妊治療専門病院では、紙タイプの基礎体温表が必要になることがあります。

アプリから出力して印刷できればいいですが、プリンターが必要だったり、毎回の印刷は手間がかかります。

いつタイミングをとったのか、どんな症状があったのか見てすぐに分かる紙タイプの基礎体温表のほうが診察や相談がスムーズです。

受付で診察券と一緒に基礎体温表を提出するところもあるので、病院に行く予定があれば紙に書くタイプを用意しておくといいですね。

アプリの排卵予定日はあってない?

アプリの排卵予定日は信じるな

基礎体温アプリを使ったことがある方はお気づきかもしれませんが、アプリの排卵日や生理日は、自分の基礎体温の平均値から割り出した予測値です。

これまでの周期を元に、平均的にこのくらいが排卵日だろうという日を予測排卵日として知らせてくれます。

例えば不規則な生理周期だったり、低温期と高温期のホルモンバランスが乱れている場合、そこから導いた排卵予定日は正確とはいえません。

不妊治療などで薬を使って周期を整えると、排卵日が平均より早まることもあります。

基礎体温を測らずに生理周期だけをアプリで管理している場合はとくに注意が必要です。

例えば生理周期が28日でアプリの予測排卵日が生理から14日目と表示されていても、それを信じてはいけません。

実際に基礎体温を測ってみると、低温期が20日、高温期が8日だとすると、排卵日は生理から20日目ということになります。生理周期だけでは確実な排卵日はわからないのです。

とくに妊活中は、アプリがこうだから…と鵜呑みにしてしまうと、タイミングを逃してしまうこともあります。

アプリが自動的に教えてくれるのは参考程度に留めて、基礎体温やおりものの状態、排卵検査薬など色々な角度から排卵日を予測して、体の変化をメモしておくことが大切です。

アプリを乗り換えたいときは一から手入力!

このアプリなんだか使いにくい…と思ったとき、せっかく入力してきた基礎体温も転送できればいいのですが、そこまで便利な機能はありません。

生理日だけならいいですが、基礎体温を2~3周期入力するのはちょっと大変です。

今周期から新たに頑張ろう!と切り替えたいときに、アプリを乗り換えるのが良い方法かもしれませんね。

まとめ

忙しい女性にとって、基礎体温アプリは一度使うと紙タイプには戻れないほど手軽で便利なツールです。

アプリで管理するメリットはたくさんありますが、アプリの予測機能を信用しすぎるのは注意が必要です。

基礎体温をアプリで管理するメリットとデメリットを知って、自分に合った基礎体温の管理方法を見つけてくださいね。

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