肩こりと不妊の意外な関係をご存じでしょうか。なかなか治らない肩こりは、卵巣の不調を知らせるサインかもしれません。今回は、肩こりと不妊の関係性と改善方法についてお話しします。
肩こりと不妊の関係性とは
一見関係がないように思える肩こりと不妊、どうつながっているのでしょうか。
そこには肩こりになってしまう要因と、婦人科系の不調を引き起こす要因が大きく類似していることに関係があるようです。なかなか治らない肩こりに悩まされているベビ待ちさんは、「赤ちゃんが育ちにくい体になっているよ」というメッセージが届いているのかもしれません。
すべての原因は冷えだった!?
第一に、冷えが子宮や卵巣の働きを鈍くし、同時に肩こりを併発しているケースが考えられます。体が冷えると、体の中も同じように冷たくなるもの。
臓器が冷えると子宮や卵巣に栄養のある血液が十分に行き渡らなくなり、排卵障害を起こしたり着床しにくくなったりと、不妊の原因を作りだします。
血行不良は全身の血巡りも滞らせてしまうので、肩の筋肉もガチガチになり、結果的に肩こりになるという、体によくないサイクルができてしまうのです。
骨盤の歪みも不妊に影響する?
骨盤の歪みも肩こり、不妊に影響します。骨盤が歪むと子宮の位置も歪んでしまうため、子宮や卵巣が圧迫され正常に機能できない状態に。
骨盤は体の真ん中にある大切な骨なので、歪みが改善されないと肩をはじめ骨格全体に負担がかかってしまい、最終的に肩こりへとつながってしまうのです。
肩こりを改善し妊娠しやすい体をつくるには
肩こりを改善し、不妊に負けない体をつくるための3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:食べ物で体の中から肩こりを改善!
冷えにより肩こりがおきてしまったら、肩のマッサージだけではなかなか改善されません。毎日の食事を見直し、体の中から自力で温かい血液を作り出すことが大切です。
肩こりのベビ待ちさんにおすすめなのが大豆。ビタミンEが豊富で、末梢血管に作用するので血行をよくするのに効果大。納豆、きなこ、高野豆腐…。どれも不妊改善、冷え対策には欠かせない食べ物です。
ポイント2:腹巻きが効果バツグン!
肩こりに腹巻き?と思われるかもしれませんが、体の中心を温めることこそ不妊対策にもってこいの秘訣。腹巻きをすると全身の血流がよくなり、体が自然にポカポカしてきます。子宮を温めることは、大切な自分自身を慈しむことにつながるのです。
ポイント3:骨盤の歪みはピラティスがおすすめ!
骨盤の歪みを整えるのにおすすめなのが、ピラティスです。ピラティスとは、正しい姿勢や骨格を整えながら筋肉を鍛えることをモットーにしたトレーニングのこと。
筋トレのような表面の筋肉ではなく、体の奥深くにある筋肉を呼び起こしてあげることで、血行やリンパ液の流れがよくなるのです。肩こりはもちろんのこと、不妊に打ち勝つ最適なトレーニングといえるでしょう。
肩こりを改善して赤ちゃんが育ちやすい体づくりを!
肩こりが直接不妊を引き起こすわけではありませんが、血行をよくすることで冷えも肩こりも改善でき、赤ちゃんが育ちやすい体づくりにつながります。ポカポカな体と血流アップを目指し、妊娠力をあげましょう!