黒豆の栄養を手軽に摂れる黒豆茶について詳しく紹介します。
黒豆茶ってどんなお茶?
黒豆茶は、黒豆(黒大豆)を原料にして作られるノンカフェインのお茶です。
黒豆茶は香ばしい風味が特徴で、黒豆のコクと旨みが味わえるお茶です。
ノンカフェインなので、妊活中や妊娠中も気兼ねなく飲むことができます。
黒豆茶には、豆のまま入っているものと、砕いた黒豆を使用しているものがあります。
黒豆をそのまま使用したものは、抽出するのに少し時間はかかりますが、灰汁が出にくいため濁りのない黒豆茶が味わえます。
お茶として煮出したあとの黒豆は食べることができます。しっとり柔らかくなった黒豆は皮の苦味と豆の甘さが楽しめます。
妊活に効果的な黒豆の栄養
①大豆イソフラボン
黒豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをすることから、骨粗しょう症・更年期障害の軽減、卵子の成長、子宮環境を整える効果が期待できます。
②アントシアニン
黒豆の皮の黒い部分に含まれるアントシアニンは強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑えて細胞の老化を防いだり、脂肪や悪球コレステロールを減らすなど様々な効果があります。
老眼や白内障などの視力低下の予防、眼精疲労を軽減にも効果があり、漢方の生薬としても活用されています。
血流を促進してが冷え性を改善する効果もあるため、黒豆茶を飲むとじんわりポカポカ感を感じることができます。
アントシアニンはコラーゲン同士を結びつける働きがあり、肌荒れを抑えて美肌を保つ効果が期待できます。
アントシアニンを含む食品
野菜100gに含まれるアントシアニン | |||||||
ビルベリー | 350mg | ブルーベリー | 100mg | カシス | 550mg | 黒豆(丹波産) | 77mg |
アサイー | 460mg | ぶどう | 69mg | 紫いも | 369.1mg | 紫たまねぎ | 168mg |
③大豆たんぱく質
大豆たんぱく質はアミノ酸のバランスがよく、成長、発育に欠かせない必須アミノ酸のリジンが豊富に含まれていいます。
余分な脂肪を体の外に出して血液中の悪玉コレステロールを下げる働きがあります。
内臓脂肪・中性脂肪を減少、整腸作用、基礎代謝を高めます。
④大豆ペプチド
小さなアミノ酸の結合体で、たんぱく質よりも吸収されやすく、脳と筋肉の疲労回復、免疫アップ、ダイエット、肝機能を高める効果があります。
⑤サポニン
植物の根、茎、葉に含まれてる苦味やえぐみの元になる成分で、植物の中でもマメ科に多く含まれています。
脂を溶かす働きがあり、コレステロールの調整、肥満予防、肝機能を高めます。
老化予防や肥満解消、女性ホルモンなど、女性に嬉しい効果もあります。
黒豆から黒豆茶を作る方法
黒豆茶は黒豆さえあれば作ることができますので、時間のあるときにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
《材料》
黒豆 150g
《作り方》
1、黒豆はさっと洗って水けを切ります。
アントシアニンは水に溶けやすいので、水に浸けすぎないのがポイントです。
2、フライパンで弱火でから炒りします。水分がほとんどなくなり黒豆の皮がはじけるくらいが目安です。
3、ザルなどに移して冷まします。完全に熱が取れたら保存用の瓶などに入れて出来上がりです。
黒豆約大さじ1杯で、コップ1杯分の黒豆茶が出来ます。作る量やお好みによって黒豆の量を加減してくださいね。
■ポイント
鉄のフライパンで炒ると、鉄とアントシアニンが結びついて黒豆のきれいな色が出ます。
まとめ
黒豆茶は、抗酸化作用の高いアントシアニンが豊富に含まれ、老化予防やコレステロールの軽減など健康をサポートします。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと同じ働きするをするため、生理周期の乱れや卵子の成長に効果が期待できます。
卵子の質を高めるアントシアニンの抗酸化成分と、エストロゲンをサポートする大豆イソフラボンの両方が補える黒豆茶は、妊活女性の強い味方になりそうですね。
香ばしく旨みたっぷりの黒豆茶を普段の生活に取り入れて、妊娠しやすい体づくりに役立ててください。