妊活を始めて基礎体温を付けていくと、低温期と高温期がきれいに2相に分かれていなかったり、高温期の途中でガクっと下がったり、基礎体温がガタガタで安定しないことがあります。
この記事では、基礎体温が不安定になる原因とグラフから分かる体のサインを紹介します。
基礎体温がガタガタする原因は測り方にある?
基礎体温がガタガタする原因は、もしかすると測り方が間違っているせいかもしれません。
自己流で計測していないか、正しい計り方をもう一度確認しましょう。
婦人体温計を正しく使う
婦人体温計は普通の体温計に比べて細かい体温まで測れるようになっています。
基礎体温グラフがガタガタする原因の一つに、普通の体温計を使っている場合があります。
舌下に入れて測るタイプは、脇に挟むタイプの体温計より正確な体温が得られます。
舌の下に温度計をあて、測り終わるまで動かず計測しましょう。
毎日測ることが理想ですが、基礎体温を測ることがストレスにならないよう自分のペースで続けていくことが大切です。
体が起きる前に測る
正確な基礎体温を知るには、起床時になるべく動かない状態で測ることが大切です。
起き上がったリ、歩いて体を動かしてしまうと、それだけで体温は変化してしまいます。
いつもと違う時間に測った日や、トイレなどで起きてしまった後に測った場合は、そのことを記録しておくと、ガタつきの原因が掴みやすくなります。
低温期の基礎体温のガタつき
低温期が長く続いたり、低温期から高温期への移行が階段型になっていて、排卵日が分かりにくい場合は、卵巣刺激ホルモンの不足など卵巣機能不全の可能性があります。
基礎体温が安定しない周期が続く場合は、早目に医師に相談しましょう。
高温期の基礎体温のガタつき
高温期の途中で体温が下がったり、体温があまり上がらない場合、黄体ホルモンの分泌が不足していることが原因かもしれません。
黄体ホルモンは高温期に多く分泌しているホルモンで、子宮内膜を厚くしたり、体温を上げる働きをしています。
黄体ホルモンが不足すると、体温のガタつきだけでなく、着床不全や不育症の原因にもなります。
低温期と高温期の差が0.3度以上ない場合や、高温期が14日間続かない場合は、早めに黄体ホルモンの検査を受けましょう。
まとめ
基礎体温は、婦人体温計の使い方や測るタイミングによって微妙に変わることがあります。
正しい測り方で基礎体温管理をしていも、不安定な体温が3周期以上続くようであれば、クリニックでホルモン検査を受けましょう。直近3周期分の基礎体温表を持って行くと診察がしやすくなります。
基礎体温は女性ホルモンの状態を表すバロメーターです。基礎体温がガタガタする原因がホルモンの過不足にあるのか、ストレスや生活習慣に問題があるのかを知ることで、不妊の原因や不安を取り除くことができます。
毎月の基礎体温は正常で、たまにガタガタと不安定になる場合は、ストレスが原因ということもあります。
バランスの良い食事・睡眠・運動で、心身ともにリラックスできる生活をおくりましょう。