シャタバリとは?
シャタバリは「百の夫を持つ女性」という意味のハーブで、女性ホルモンと同じ働きをする「植物性エストロゲン」を含む植物です。男女を問わず糖尿病の治療にも使用されています。滋養強壮に優れ、インドの伝統的医学アーユルヴェーダでは欠かすことのないハーブとして知られています。
シャタバリは女性特有の不調やリズムの乱れなど、何世紀にもわたってあらゆる年代の女性の健康治療に使われてきました。
おもにインドで栽培されているシャタバリですが、葉っぱの部分は料理に使い、根はハーブティーとして使うなど、現地では様々な方法で食されています。種や植物を日本へ持ち込むことは難しいため、根を乾燥させたハーブティーや、パウダー、サプリメントが主にインドから輸入されています。
シャタバリの味は、ほんのり甘くハーブ特有の香りが強いため、クセがあると感じる方もいるようですが、ほかのハーブとブレンドすることで飲みやすくなります。また、シャタバリのサプリメントもたくさん売られています。
海外では女性だけでなく、男性の生殖器の若返りやストレス対策にも使われ、男性の精子の数を増やすという文献もあります。また、免疫力の維持にもシャタバリの効果が注目され、免疫力が高い男性ほど男性ホルモンのテストステロンの数値が良好ということも分かっています。
元々は女性によいハーブとして広まったシャタバリですが、現在では男性の健康をサポートするハーブとして定着しつつあります。男性はハーブへの苦手意識を持たずに、良いものは取り入れていく柔軟さを持ってほしいと思います。