子宮を元気にする方法とは?

子宮を元気にすることは、着床しやすい子宮内膜を作ることにも繋がります。

赤ちゃんを育む大切な「子宮」を元気にするためにはどうしたらよいのでしょうか。

着床しやすい元気な子宮とは?

元気な子宮とは?
女性の体は、自律神経や女性ホルモンのバランスによって生理周期を繰り返しています。

普段は意識することが少ないですが、子宮自体も生理周期にあわせて変化しています。

  • 排卵期 : 子宮内膜が厚く柔らかくなります。
  • 生理前 : 血液が集まり膨らみます。
  • 生理中 : 必要なくなった内膜を体の外に出すために収縮します。

元気な子宮は、ホルモンの変化にも柔軟に対応して、生理周期に合わせて緩んだり、縮んだりを繰り返しているんです。

カチカチ子宮ってなに?

妊活中に一番多い悩みともいえる冷えは、子宮にも大きく関わっています。

子宮は筋肉でできているため、冷えや緊張で血液の巡りが悪くなると、子宮の筋肉が凝り固まってしまいます。

子宮が固くなると、生理周期に合わせて柔軟に変化できず、生理不順や生理痛など女性特有の不調に繋がります。

子宮が固くなってしまっても、女性の体は毎月生まれ変われるようにできていますので、普段の生活を見直すことで、柔らかい子宮を取り戻すことができます。

巡りを良くして柔らかな子宮へ

運動不足は子宮がコリ固まってしまう原因となります。適度な運動で血液の巡りを良くすることで、子宮に血液がスムーズに運ばれます。

運動が苦手な方は、ヨガの「弓のポーズ」や「ネコのポーズ」がおすすめ。

・弓のポーズ うつ伏せになります。両足の甲を持って上に引き上げ背筋を反らします。

・ネコのポーズ 四つん這いになって背中を丸く上に引き上げたり、お腹を突き出して反らしたりを繰り返します。

どちらもリラックスしながら子宮を伸ばすのに効果的です。

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子宮を包んでいる骨盤は、肩甲骨や頭蓋骨と繋がっているため、肩を回したりリラックスすることも子宮をほぐすことに繋がります。

腹式呼吸をすることで、気持ちが落ち着くのと同時に、たくさんの酸素を取り込んで血液の巡りも良くなります。

子宮周りを温める

体の冷えは子宮の冷えにも繋がります。寒さを感じなくても、1年を通してお腹周りを温めることが大切です。

湯船に浸ってしっかり体を温めると、子宮も一緒にリラックスしてほわっと柔らかくなります。

お腹を包み込むパンツや、腹巻きを着けたり、綿100%素材の下着をつけるのも良いと言われています。

ウォーキングで子宮を元気に

子宮は足の付け根のすぐ横にあるため、足をしっかりと踏み出して大股気味に歩くと、子宮周りが刺激されて巡りが良くなります。

ウォーキングが妊活に良いと言われるのは、子宮の元気にも関わっているからです。

健康な子宮を作る栄養素

子宮に良い食べものとは?
子宮に良いとされる栄養素には、「タンパク質」「鉄分」「亜鉛」「葉酸」などがあります。

どれも子宮の健康に欠かせない栄養素ですので、バランスよく毎日の食事に取り入れたいですね。

<子宮を元気にする食品>

  • タンパク質 : 大豆、卵、豚肉、魚類
  • 鉄分 : レバー、ひじき、あさり、しじみ
  • 亜鉛 : 牡蠣、ホタテ、ゴマ
  • 葉酸 : 菜の花、いちご、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー

心の疲れを取って子宮の緊張を解放

子宮は出産以外にも、女性が生き生きと過ごしていくために大切な臓器です。

不安やイライラなど負の感情は、エネルギーを消耗しやすく、子宮も緊張して固くなってしまいます。

心と体は繋がっていますので、子宮の緊張をほぐすには心の元気も必要です。

疲れを感じた時は、楽しいことや、気持ちのいいことをイメージしてみてください。

気持ちが明るくなると、脳からドーパミンが分泌され、女性ホルモンのバランスにも良い影響があります。

まとめ

妊活中は卵子の数や質に注目しがちですが、妊娠しやすい子宮内膜を育てるためには、健康な子宮が欠かせません。

子宮全体が元気になると、生理不順や生理痛など女性特有の悩みも改善され、気持ちも明るくなります。

適度な運動とバランスの良い食事、お腹周りを温めて、健康な子宮を保ちましょう。

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